ゆるゆるトラベルダイアリー

ゆるゆるトラベルダイアリー

徳島生まれのへたれ男がゆる~く全国を巡るブログです。旅行プランを考える時の参考にどうぞ。訪問先では以下の決まりを必ず守ります。 1.観光地を回る  2.ご当地グルメを食べる  3.ご当地温泉に入る  4.一泊する(基本はテント泊)

【香川1日目①】ふくらはぎパンパン旅行!

どうも、あてぃです!

 

しばらく更新ができず気付けば2年の月日が経っておりました・・・。

 

その間に相棒のエイジ君はついに結婚!おめでと~!

 

新婚生活新妻から旦那を奪い取り、行く先は香川県です!

 

f:id:yuruyurutraveldiary:20210720010950p:plain

 

香川県はお隣さん。徳島民なら一度は訪問したことがあるはず。

 

その目的は「うどんの食べ歩き」がほとんどでしょう!

 

他県の旅行客も考えることは同じではないでしょうか!?

 

うどんも楽しみながら、それ以外の魅力にも触れてみたい! コロナに気をつけていざ讃岐の国へ!

 

1日目の行程は以下の通りです!

目次
1.讃岐うどん(1回目)
2.金刀比羅宮
3.骨付鳥
4.丸亀城
5.栗林公園
6.讃岐うどん(2回目)
7.峰山公園キャンプ場
8.仏生山温泉

 

1.讃岐うどん(1回目)

香川旅行の記念すべき1ヵ所目は『山越うどん』です!

 

山越うどんさんは「かまたまうどん」発祥のお店。

 

かまたまうどんは釜あげしたてのアツアツうどんに生卵を絡めて出汁をかけていただくうどんです。知らない人はいないですよね。

 

当然一度は食べてみたいと、全国からお客さんが集まり大行列ができるお店でもあります。

 

9時開店ですが、8時半の段階で既にお客さんが待っていました。f:id:yuruyurutraveldiary:20210720130024j:image

とはいえ人もほとんどおらず、前にいたワンちゃんも完全にリラックスモード。
f:id:yuruyurutraveldiary:20210720014157j:image

しかし10分もしないうちに状況が一変します。ゾロゾロとお客さんが並び始め、気付けば最後尾が見えないほどの長蛇の列!

f:id:yuruyurutraveldiary:20210720015610j:image

これにはワンちゃんもドン引きの様子。
f:id:yuruyurutraveldiary:20210720014209j:image
メニューはこちら。かまたまは300円ですが、これは小のお値段。最大4玉600円です。

f:id:yuruyurutraveldiary:20210720014716j:image

中に入るとこんな感じ。餅つきのように注文と同時にうどんが出てきます。
f:id:yuruyurutraveldiary:20210720014711j:image

天ぷらはうどんを受け取った後。後ろには長蛇の列なので悩む時間はなさそう。
f:id:yuruyurutraveldiary:20210720014708j:image

精算を済まし奥に進むとお食事処。
f:id:yuruyurutraveldiary:20210720015721j:image

中庭といっていいほど広いスペース。長椅子に座って食べることもできます。
f:id:yuruyurutraveldiary:20210720015717j:image

2人はこちらの石づくえで食べることにしました。
f:id:yuruyurutraveldiary:20210720014700j:image

かまたまうどん 中(400円)とコロッケ2個(1個120円)f:id:yuruyurutraveldiary:20210720014201j:image

さすが釜からあげたばかりのうどん。頬張ると小麦の香りが鼻を通り抜けます。
f:id:yuruyurutraveldiary:20210720014934j:image

麺は割りばしと同じくらいの太さ。水で冷やさなくてもモチモチです。f:id:yuruyurutraveldiary:20210720014648j:image

あてぃは珍妙な見た目のじゃがいも天(手前)を購入。
f:id:yuruyurutraveldiary:20210720014656j:image
お箸で割れるくらい柔らかく揚げられています。ホクホクというよりねっとりした食感でした。

うどんはかなり熱いので少しずつ食べることになりそう。中のサイズでも時間をかけていただくのでかなりの満腹感です!

 

ダシと混ざってシャバシャバだった生卵が熱で固まり、初めと終わりで違った美味しさが楽しめるかまたまうどん。

 

ごちそうさまでした!

 

2.金刀比羅宮

うどんモーニングを済まして向かった先は「さぬきこんぴらさん」で知られる金刀比羅宮

 

五穀豊穣や大漁祈願、商売繁盛など生活に欠かせない神様を祀っており、江戸時代では三重の『伊勢神宮』と並んで、庶民にとって「一生に一度は参拝したい聖地」でした。

 

こんぴらさんが語られるところはそれだけではありません。誰もが口にするのは参拝するまでの階段の多さ。

 

入口から本宮まで785段、奥社に至っては1368段もの階段を上るハードなスポットです。

 

正直785段がどれだけしんどいのかよくわかりませんが、アラサ―青年達なら若さで乗り切れることでしょう!

 

到着するとお土産や飲食で賑わう表参道がお出迎えです。f:id:yuruyurutraveldiary:20210721215652j:image

夏にこんぴらさんで食べて欲しいのが『おいりソフト』

 

こちらのしょうゆ豆本舗さんでは自分でおいりをかけることができます。f:id:yuruyurutraveldiary:20210721211247j:image
おいりを好きなだけソフトクリームに散りばめて...
f:id:yuruyurutraveldiary:20210721211240j:image

完成!あてぃは和三盆、エイジ君はミルク味です!
f:id:yuruyurutraveldiary:20210722102905j:image
和三盆は見た感じコーヒー牛乳のような色味。不思議とコーヒー牛乳とカラメルを混ぜ合わせて優しくしたような味わいです。 

 

おいりは中が空洞で口に含むだけでスッと溶けていきます。しっとりしていてソフトクリームと相性抜群!

 

これからどんどん階段を上っていくので、おいりソフトでしっかり涼みましょう!
f:id:yuruyurutraveldiary:20210721211148j:image

最初の難関と呼ばれる一の坂。この鳥居をくぐると大門まで急こう配が続きます。f:id:yuruyurutraveldiary:20210722125529j:image

一の坂の道中はこんな感じ。間隔の短い石段が積み重なって角度がえらいことに。f:id:yuruyurutraveldiary:20210722102908j:image

足に大量の乳酸を感じながら大門に到着!ここまでで365段。なんと半分以下です。f:id:yuruyurutraveldiary:20210722104521j:image

ただ振り返ると見晴らしの良い景色が広がります。体は疲れど気持ちは前向きに。f:id:yuruyurutraveldiary:20210722124751j:image

大門をくぐると『五人百姓』と呼ばれる売り子さん達がいました。(写真では3人)f:id:yuruyurutraveldiary:20210721211157j:image

彼女たちは金刀比羅宮境内で商売を許されている「飴屋」さん。『加美代飴』という美しい琥珀色で扇状のべっこう飴を販売しています。

www.ikesyouten.com

 

 この先も間隔が長くなった階段が続きます。f:id:yuruyurutraveldiary:20210722125523j:image

道中では神様がお乗りになるための『神馬』や、f:id:yuruyurutraveldiary:20210722104439j:image

「どうやってここまで持ち込んだ?」と考えてしまうデカいプロペラがありました。f:id:yuruyurutraveldiary:20210722113959j:image

平坦な道が続くこちらは『桜馬場』。名前の通り春には桜が咲き誇る名所です。f:id:yuruyurutraveldiary:20210722124550j:image

まだまだ階段は続きます。汗と荒い息遣いでマスクの中はもうぐちゃぐちゃ!f:id:yuruyurutraveldiary:20210722125458j:image

最後の難関『御前四段坂』。奥に本宮が見えているのですが、それよりこの急な階段!
f:id:yuruyurutraveldiary:20210721211210j:image

足のいたる筋肉に焼け付く痛みを感じながら到着です!
f:id:yuruyurutraveldiary:20210721211217j:image

本宮ではお賽銭したり、こんぴら狗(飼い主に代わってお参りした犬)のおみくじをひいたりしました。f:id:yuruyurutraveldiary:20210722132639j:image

しかしまだ階段地獄は終わりません。本宮の奥にはまだ階段は続き「奥社」が待ち受けています。
f:id:yuruyurutraveldiary:20210721211144j:image

このまま引き換えすのはもったいない! 看板に従いその先へ!
f:id:yuruyurutraveldiary:20210721211225j:image

奥社へ続く道のりは参道ならぬ山道。
f:id:yuruyurutraveldiary:20210721211236j:image

木々に囲まれた道のりをひたすら進みます。この頃にはさすがに口数も減りますね。
f:id:yuruyurutraveldiary:20210721211244j:image

唯一の休憩スポット。まだ階段は続くので無理をせず休みましょう!
f:id:yuruyurutraveldiary:20210721211228j:image

回復した体力も一瞬で枯渇するのを感じながら・・・f:id:yuruyurutraveldiary:20210721211140j:image

奥社こと『厳魂(いづたま)神社』に到着です!ここ金刀比羅宮がある象頭山を守護する金剛坊が祀られています。f:id:yuruyurutraveldiary:20210722133016j:image

1368段もの階段を上り切った人だけが参拝することが出来るこの奥社。なにか厳かな雰囲気を感じます。 
f:id:yuruyurutraveldiary:20210722132830j:image

奥社から見る景色。こんな高いところまでのぼってたんですね~!f:id:yuruyurutraveldiary:20210722133422j:image

疲れたからと言ってお参りと景色の撮影だけで帰ってはいけません!威徳巌(いとくのいわ)と呼ばれる崖には天狗とカラス天狗の彫り物があるので探してみてください!f:id:yuruyurutraveldiary:20210722134629j:image

画像引用先:金刀比羅宮 | 参拝ガイド 奥社編

 

 トータルで2500段以上の階段を上り下りした金刀比羅宮参り。

 

疲労は最高潮ですが、それに見合う充実感がありました!

 

3.骨付鳥

金刀比羅宮から北上すること30分。丸亀市に到着です。

 

丸亀市といえば丸亀製麺!」と言いたいところですが、実は丸亀市丸亀製麺は全く繋がりがないんですよね。(丸亀製麺の1号店は兵庫の加古川にあるんだとか)

 

じゃあ丸亀市は何が有名なのか・・・そう、骨付鳥発祥の地として有名なんです!

 

その逸話もユニーク。戦後間もない頃、ハリウッド映画で女優がフライドチキンにかぶりつく姿を見た店主が「どうにかウチの店でも食べさせたい」と試行錯誤を行い発明したそうです。

 

そんな骨付鳥を60年にわたって提供してくれるお店がこちらの『骨付鳥 一鶴』です。f:id:yuruyurutraveldiary:20210720222211j:image

一鶴さんは横浜から博多にまでチェーン展開する有名店。その本店がここ丸亀市にあります。

 

さっそく中に入り骨付鳥を注文です。フライドチキンのようにガブリとかぶりつきましょう!f:id:yuruyurutraveldiary:20210720222152j:image

「ひなどり」と「おやどり」の2種類選べます。せっかくなので食べ比べしてみましょうか。f:id:yuruyurutraveldiary:20210720130654j:image

とりめし(スープ付)も一緒に注文し、ゆるトラセレクト(一鶴Ver)の登場です!f:id:yuruyurutraveldiary:20210720130509j:image

こちらがおやどり(1062円)。2人で分けるので今回はカットしてもらいました。f:id:yuruyurutraveldiary:20210720221848j:image

おやどりは皮がコリコリ、肉質は筋肉質で弾力があります。

 

噛めば噛むほど旨みの詰まった肉汁が口の中に広がるのが特徴。

 

味の輪郭がハッキリしており、あてぃはこちらが好きかなぁ。

 

そしてもう一つのひなどり(941円)です。
f:id:yuruyurutraveldiary:20210720221907j:image

皮目がパリパリで肉質は水分が多くやわらかめ。

 

口に入れた時からふわっと甘みのある味わいが楽しめます。

 

エイジ君はこちらがお気に入りのよう。

 

どちらもガーリックと胡椒が効いてかなりスパイシー!何度もお水をおかわりました!

 

痺れた舌を休ませてくれるのが、こちらのとりめし(486円)。
f:id:yuruyurutraveldiary:20210720130505j:image

ほんのり醤油が効いた優しい味わいを、たっぷりの錦糸卵がさらにまろやかに。

 

それだけでなく薬味に紅ショウガやたくあんも添えられており、こってりした味付けの骨付鳥とは真反対でさっぱりといただけます。

 

混ぜ込まれた鶏肉は噛みごたえ十分。旨みがギュッと詰まっており、小ぶりながら存在感があります。

 

エイジ君もあてぃも舌鼓を打ち大満足。「香川県にはうどん以外にもこんな美味しい物があったのか」と今まで知らなかったことを後悔です。

 

皆さんも丸亀市といえば骨付鳥!」と覚えておきましょうね!

 

4.丸亀城

丸亀市は骨付鳥の地だけではありません。丸亀城という立派なランドマークがあります。f:id:yuruyurutraveldiary:20210722145727j:image

丸亀城は全国で12基しかない現存天主閣の一つ。今までの旅行でも彦根城(滋賀)や松山城(愛媛)、備中松山城(岡山)などの現存天主を観光してきました。

 

この丸亀城には3つの日本一があることでも有名です。

 

一つ目は石垣の高さ日本一。山麓から山頂までで60mにもなり、こちらの三の丸石垣だけでも22mあるんだとか! あてぃがこんなに小さく見えます。f:id:yuruyurutraveldiary:20210720131622j:image

当然ながら天守閣に行くためには急坂道をのぼっていきます。
f:id:yuruyurutraveldiary:20210722150150j:image

二の丸の広場には二つ目の日本一があります。それがこの井戸。
f:id:yuruyurutraveldiary:20210720131528j:image

日本一の深さを誇る井戸といわれており、その深さは約65メートル!
f:id:yuruyurutraveldiary:20210720131559j:image

井戸の底には水が張られており、かろうじて水面に映る自分たちの姿を見ることができました。
f:id:yuruyurutraveldiary:20210720131507j:image

 そして天守閣に到着です!う~ん小っちゃい!f:id:yuruyurutraveldiary:20210720225021j:image

三つ目の日本一はこの小さい天守閣。この小ささが功を奏したエピソードがあります。

 

江戸時代の一国一城令によって多くの城が取り壊される中、当時の藩主・生駒正俊が樹木で覆い隠して破却から守ったのだとか。

 

言うまでもなく城内の階段は急。体勢を崩したあてぃはスネを強打して流血しました。
f:id:yuruyurutraveldiary:20210720225013j:image

天守閣から見る街の景色! 絶景ですね~!
f:id:yuruyurutraveldiary:20210720225025j:image
ちなみに丸亀城は石垣の崩落箇所を修繕中です。熊本城もそうですがしばらく復旧には時間がかかりそう。
f:id:yuruyurutraveldiary:20210720131547j:image
今度は奥さんと撮りに来てねッッ!f:id:yuruyurutraveldiary:20210720225209j:image
ひたすら階段や坂道を駆け上がり、旅行初日の前半ですでに脚が限界を迎えつつある2人。

 

暑さの追撃もあり互いの口数も減る中で、円満な旅行をおくることができるのかッッ!!

 

次回に続く