ゆるゆるトラベルダイアリー

ゆるゆるトラベルダイアリー

徳島生まれのへたれ男がゆる~く全国を巡るブログです。旅行プランを考える時の参考にどうぞ。訪問先では以下の決まりを必ず守ります。 1.観光地を回る  2.ご当地グルメを食べる  3.ご当地温泉に入る  4.一泊する(基本はテント泊)

【香川2日目②】何度もピョンピョン旅行!

どうも、あてぃです!

 

香川旅行の続きを書いていきます。

 

よろしくお願いします! 

 

2日目の行程は以下の通りです。

 

5.小豆島そうめん

小豆島そうめんは香川県を代表するグルメ。

 

播州そうめん(兵庫)や三輪そうめん(奈良)と並び日本三大そうめんと評されています。

 

乾燥の防止にごま油を使うのが特徴で、他のそうめんとはまた違う風味を楽しめます。

 

こちらの『なかぶ庵』では小豆島そうめんを食べられるでなく、箸分け体験(1800円)ができます。f:id:yuruyurutraveldiary:20210728223643j:image

現在は食事も体験も完全予約制です。人気なので予約はお早めに。f:id:yuruyurutraveldiary:20210728212012j:image

箸分け体験は食事付。これから作る小豆島そうめんを実際に味わうことができます。f:id:yuruyurutraveldiary:20210728212925j:image

待つこと5分。小豆島そうめんの登場です!f:id:yuruyurutraveldiary:20210728212242j:image

その姿は光沢があって美しいの一言。麺の一本一本が白く透き通っておりとても美味しそう。
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少量のそうめんを麺つゆにくぐらせ、おもむろに啜り上げると驚くのはその食感です。

 

コシの強いその麺は歯を押し返すほどの弾力がありモッチモチ。

 

市販の自分で湯がいた素麺はいかに水っぽい食感だったのかとショックを覚えるほどです。

 

しっかり氷水で締められているので、口の中がひんやり冷やされます。夏バテ気味の身体が元気になるのを感じますね。

 

ラーメンを食べた後でも、つるつると口の中に入っていきます。

 

素麺を食べ終えるといよいよ箸分け体験です!

 

まず最初に素麺を作りの基礎知識を教えてくれます。

・夏場に食べられる素麺は実は秋・冬に作られる。

→天日乾燥させるのに高湿度の夏は不向きだから。

・箸分けする理由は引っ付いた麺同士を効率よく引き剥がすため。

→∞状に棒に巻き付けるので、真ん中の交点の部分で麺が引っ付く。一本一本剥がすのは時間がかかるので、箸分けで一気に引き剥がす。

・麺のコシを生み出すのはグルテンというタンパク質。

グルテンの粘りを強化するため何度も麺に圧力をかけるそうです。

 

次は機械の紹介です。材料を練り込む「混練機」や丸太のような塊を帯状にする「麺帯機」。麺に圧力をかけコシを出すための「圧延機」、麺を棒に掛ける「掛巻機」と様々な専用機の解説をしてくれました。

 

満を持して箸分け体験スタートです!(ここから写真撮影可)

 

まずはそうめん伸ばし。切らないようにお腹に向かって

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グッと引っ張ります。
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距離を伸ばしてさらにグググッと
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伸びたら斜め掛けします。わかりにくいですが、素麺は♾の形で編まれています。
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∞の左の輪っか部分に箸を通し、
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上下にグイッと拡げます。
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右の輪っかにも同じ工程を行うと、引っ付いた素麺が外れていきます。
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最後は大きく箸を拡げます!最初は太かった麺もこの頃にはお馴染みのあの細さに!
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ドヤァ
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箸分け体験を終えると写真撮影してくれます。箸分けポーズでパシャリ。

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体験時間の30分はあっと言う間に過ぎ、密度の濃い時間を送ることができました。

 

素麺が切れないか不安でしたが、思った以上に丈夫で小学生のお子さんでも上手に箸分けできてましたよ。

 

ゴムほど抵抗はないものの弾力がある生そうめん。それを両手いっぱいに拡げる感触は、実際に体験しないと分からないもの!

 

なかぶ庵のHPでは箸分け体験のカレンダーが確認できるので、都合が良い日に参加してはいかがでしょうか!?

 

最後はそうめんのカーテンで締めにしましょう!
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6.ヤマロク醤油

なかぶ庵からたった1㎞の場所に『ヤマロク醤油』があります。

 

前回の記事でも紹介した通り、小豆島は醤油産業が盛ん。醤油の日本五大名産地の一つとして有名です。※他には銚子・野田(千葉)、龍野(兵庫)、大野(石川)が挙げられます。

 

また今では全国で流通量1%未満しかない、木桶仕込みの伝統的な醤油造りを行う地域でもあります。

 

その貴重な木桶仕込み醤油を見学できるのがヤマロク醤油さんなんです。

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こちらは予約無しでいきなり訪問可能!店員さんも慣れた様子で案内してくれます。f:id:yuruyurutraveldiary:20210726213659j:image

敷地内を歩くと醤油の独特な匂い。市販の醤油のスッキリした匂いではなく、照り焼きのタレをガッツリ煮詰めたような濃厚で凝縮された匂いです。f:id:yuruyurutraveldiary:20210726215047j:image

広い敷地には年季の入った木造家屋が立ち並びます。f:id:yuruyurutraveldiary:20210726214106j:image

 他にもお客さんがすでに2組。我々の到着に合わせて蔵の見学スタートです。f:id:yuruyurutraveldiary:20210726215803j:image

蔵の中は30℃前後。湿度はサウナのように高くありません。どうやら空調は効しておらず、室温は四季任せだそうです。
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木桶にこびりついた茶色の結晶は麹菌。死んで結晶化したわけでなく、これでも生きているのだそうです。
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この麹菌は空気中にも漂っており、骨組みや屋根など至る所に住み着いているとのこと。その種類は100種にものぼるそうです。

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階段を上ると仕込み中の醤油樽。1樽で6000リットルにも及ぶ醤油を生産しています。
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発酵過程で発生した気体が表面でボコボコしています。
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見学が終わると試飲タイム。素材にこだわった菊醤(きくびしお)、製法にこだわった鶴醤(つるびしお)、ポン酢・麺つゆなどの自社製品をいただきます。
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菊醤は通常の大豆ではなく丹波の黒豆を使っています。鶴醤は2倍の材料と時間をかけた再仕込醤油です。f:id:yuruyurutraveldiary:20210726230604j:image

一般的な醤油は大豆・麹菌・食塩水で仕込むのに対し、再仕込醤油は食塩水の代わりに一度作った醤油を使って再び仕込むことで完成します。エイジ君は鶴醤の味わいを気に入り購入です。f:id:yuruyurutraveldiary:20210726230545j:image

その後は自由に見学です。入口にはビッシリと敷き詰められた著名人の色紙!f:id:yuruyurutraveldiary:20210726230300j:image

木桶の大きさを体感することもできます。桶の直径だけで大人もスッポリ入ります。f:id:yuruyurutraveldiary:20210726234743j:image

木桶の高さは約2m。いかに大きいかが伝わったでしょうか?f:id:yuruyurutraveldiary:20210726234750j:image

ヤマロク醤油では自社製品を使った食事をとることも出来ます。
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醤油をつかったアイスやプリン、新メニューの卵かけごはん・お鍋がいただけます。
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このように醤油樽を使った可愛いテーブルや椅子もありますよ。f:id:yuruyurutraveldiary:20210726234544j:image

ラーメン・そうめんをハシゴしており、すでにお腹パンパンの2人。「この機会を逃すと一生食べられない」という強迫観念から卵かけご飯(440円)を注文です。
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菊醤・鶴醤・菊つゆの3種類を自由にかけていただきます。せっかくなので3か所にそれぞれをかけて、味わいの違いを楽しみましょう。
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黄身が崩れてしまいましたが、いただきます!
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鶴醤は味の輪郭がはっきりしています。身近に例えるなら刺身醤油でしょうか。醤油の濃い味わいが通り過ぎたあとに、素材の味をじんわりと感じることが出来ます。

菊醤は柔らかな口当たり、だし醤油のよう。鶴醤に比べると素材の味を引き立てる主張控えめな醤油でした。

 

菊つゆは麺つゆ用ですが、卵かけごはんにも合うとのこと。菊醤に甘みを足したような味わいで、醤油のトゲトゲしさを一切感じさせません。

 

あてぃも鶴醤が一番好きかも! 生卵のまろやかさに負けない、強い風味のアクセントがGOOD!

 

満腹の状態でもサラサラといただけました!

 

7.小豆島オリーブ公園

今回の香川旅行もいよいよ大詰めです。最後に訪問したのは『小豆島オリーブ公園』。

 

小豆島は日本最初のオリーブの栽培地です。オリーブは地中海で育つ植物。夏場は快晴で乾燥した気候を好み、多雨多湿の日本の気候と相性は×。

 

地中海性気候に近い三重や鹿児島でも栽培していたそうですが、結局国内栽培できたのは小豆島のみ。一年を通して晴天で降水量の少ない瀬戸内の気候が適していたようです。

 

その名を冠したオリーブ公園。地中海の国・ギリシャをリスペクトした見晴らしの良いのどかな公園です。f:id:yuruyurutraveldiary:20210727220007j:image画像引用先:道の駅「小豆島オリーブ公園」- うどん県旅ネット

 

2000本にも及ぶオリーブ畑。地中海ならではの光景が見えるのはここ小豆島だけ!f:id:yuruyurutraveldiary:20210811235653j:image

オリーブの実がなっています。緑は未熟な状態。次第に黒紫色に熟していき搾油可能になるそうです。f:id:yuruyurutraveldiary:20210727220424j:image

オリーブ公園にはHPでおすすめフォトジェニックスポットを紹介しています。まずは『幸せのオリーブ色のポスト』。瀬戸内海をバックに撮影です。f:id:yuruyurutraveldiary:20210727011402j:image

次に『寄り添う外灯ベンチ』です。カップルに人気の撮影スポットで、あてぃ達も撮影を頼まれました。f:id:yuruyurutraveldiary:20210727222745j:image

『始まりの本』です。3mにも及ぶ巨大な本のオブジェ。ドアは開け閉めが可能です。f:id:yuruyurutraveldiary:20210727223138j:image

こちらはオリーブ公園のシンボル『ギリシャ風車』。ギリシャ・ミロス島との友好の証に建設されました。f:id:yuruyurutraveldiary:20210727223803j:image

小高い丘の上にあり、瀬戸内海を一望できる屈指のフォトジェニックスポットです。f:id:yuruyurutraveldiary:20210727224925j:image
他にもオリーブ公園は映画『魔女の宅急便』の撮影地にも使われました。こちらの建物は現在『雑貨ハーブカフェコリコ』が営業していますが、f:id:yuruyurutraveldiary:20210727222518j:image

元々はキキが働くパン屋さんのロケセットだったそうです。カラフルで可愛い内装は当時のままでしたよ。f:id:yuruyurutraveldiary:20210727222522j:image画像引用先:道の駅「小豆島オリーブ公園」- うどん県旅ネット

 

また無料で魔法のほうきをレンタルすることができ、f:id:yuruyurutraveldiary:20210727224942j:image

キキになりきることができます。f:id:yuruyurutraveldiary:20210727225012j:image

ここにもキキになりたい男がいました。f:id:yuruyurutraveldiary:20210727225642j:image

ピョンf:id:yuruyurutraveldiary:20210727225646j:image

ブログの締め用の写真を撮ろうと飛び続けるものの、コンマ数秒ズレて滑稽な姿を量産し続けるエイジ君とあてぃ。f:id:yuruyurutraveldiary:20210727225900j:image

2人のキキになりたい情熱が伝染したのか、撮影してくれるカップルも「もう一回!」と熱が入ります。f:id:yuruyurutraveldiary:20210727225907j:image

凝り性スイッチが入った2人は躍動感ある写真を求めて斜面をチョイス。飛んでは頂上へ戻り、飛んでは頂上へ戻り...f:id:yuruyurutraveldiary:20210727230611j:image

疲労がピークに達した2人は徐々にやりたい放題しはじめ、f:id:yuruyurutraveldiary:20210727232501j:image

槍を投げるキキ。f:id:yuruyurutraveldiary:20210727232747j:image

音楽での成功を夢みるキキ。f:id:yuruyurutraveldiary:20210727232943j:image

ノリノリのキキ。f:id:yuruyurutraveldiary:20210727235423j:image

人を傷つけるキキ。f:id:yuruyurutraveldiary:20210727233101j:image

・・・ほうきは?f:id:yuruyurutraveldiary:20210727233137j:image

魔女の要素ゼロの写真を時間が許す限り写真をとりまくりました。

 

今回は紹介できませんでしたが、他にもたくさんの魅力あるスポットや体験がずらり!

 

1年のうち数日間だけ公園のどこかに姿を現す『魔法の扉』や世界中のオリーブオイルを自分好みに調合できるブレンド体験、瀬戸内海を一望できる『サン・オリーブ温泉』など楽しめるところは盛りだくさん!

 

皆さんも小豆島に訪れた際には遊びに来てくださいね!f:id:yuruyurutraveldiary:20210811235622j:image

8.旅のまとめ

【良かった点】

栗林公園の和船周遊はとても気持ちよかったです。エイジ君は心地良すぎて寝てました笑 手入れされた松は美しく、漕ぐ速さもゆったり。お殿様気分で満喫できます。

 

釜バターうどんは印象に残る美味しさでした。トッピングもバターや卵、ブラックペッパーなので簡単に揃えられそうですね。また今度作ってみようと思います。

 

【反省点】

金刀比羅宮の観光所要時間を1時間半で予定してましたが、実際は2時間15分かかりました。45分も遅れると後々が大変!ばか一代さんが営業終了する前に慌てて駆け込むことになりました。

 

金刀比羅宮の五人百姓のお店で加美代飴を買わずに通り過ぎてしまったのが後悔です。ハンマーで砕いて食べるのはインパクトありますよね。お土産に買っとけばよかった。

 

オリーブ公園はもう少し回る時間が欲しかったですね。温泉にも入りたかったし、珍妙な見た目のオリーブとんバーガーも食べたかったです。

 

【次の機会で行きたい場所】

銭形砂絵:砂で作り上げられた寛永通宝(江戸時代の通貨)が見どころ。周囲350mもあり直近でみると迫力ありそうですね。

f:id:yuruyurutraveldiary:20210728194853j:image画像引用先:銭形砂絵(琴弾公園内)うどん県旅ネット

・父母ヶ浜:ボリビアのウユニ塩湖のようなフォトを撮ることができる人気スポット。

f:id:yuruyurutraveldiary:20210728194411j:image画像引用先:父母ヶ浜 | 三豊市観光交流局

・桃太郎茶屋:あんこ入りのお餅を使った雑煮「あんもち雑煮」を提供してくれるお店です。香川県東部の郷土料理なんですって。

f:id:yuruyurutraveldiary:20210728195404j:image画像引用先:お料理のご案内 | 屋島の宿 桃太郎

・釜あげうどん 長田 in香の香:釜揚げうどんの専門店。「釜揚げうどん」と「冷やしうどん」の2種類しかないのにもかかわらず、毎日長蛇の列ができる有名店です。壺のような出汁入れが面白いですね。

f:id:yuruyurutraveldiary:20210728200015j:image画像引用先:(公式)長田in香の香 | 釜あげうどん長田in香の香の公式ホームページです

 

では最後に「旅の制約と誓約」の結果を振り返りましょう!

1.グルメ ⇒ 讃岐うどん、骨付鳥、小豆島そうめん
2.観光地 ⇒ 金刀比羅宮丸亀城、エンジェルロード、オリーブ公園
3.温泉 ⇒ 仏生山温泉  
4.キャンプ ⇒ 峰山公園キャンプ場

4つのノルマを全て達成できました。これで9県目クリアです!

 

令和最初の旅行は、天候にも恵まれて有意義に過ごせました。

 

やっぱり旅行は楽しいですね!皆様もコロナ対策を万全にしたうえで観光していただけたらと思います。それでは!

 

次回へ続く ⤵