ゆるゆるトラベルダイアリー

ゆるゆるトラベルダイアリー

徳島生まれのへたれ男がゆる~く全国を巡るブログです。旅行プランを考える時の参考にどうぞ。訪問先では以下の決まりを必ず守ります。 1.観光地を回る  2.ご当地グルメを食べる  3.ご当地温泉に入る  4.一泊する(基本はテント泊)

【徳島1日目】土柱でへとへと旅行!

 どうもあてぃです!

 

今回は僕達の地元、徳島について書いていきたいと思います! 

 

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1日目の行程は以下の通りです。

 

1.たらいうどん

うどんで日本一有名な県と言えば「うどん県」こと香川県しかし徳島県も負けず劣らずうどんが有名です。

 

阿波市では『たらいうどん』ご当地グルメとして親しまれ、縁日には親戚一同で囲んで食べられています。

 

たらいうどんは茹がいたお湯ごと木桶に移したうどんのこと。生うどんから小麦の香りがゆで汁に移り、香ばしい匂いがするのが特徴です。

 

今回はたらいうどん専門店『新見屋』にお邪魔します。f:id:yuruyurutraveldiary:20210730232910j:image

注文を受けてからうどんを茹でるため20分ほどかかるとのこと。食べ終わるのに30分と考えても1席空くのに1時間近く待ちます。f:id:yuruyurutraveldiary:20180618202140j:plain

さらに人気店ゆえ待つことは必須ですが、釣竿の貸し出しや絵本もあるため、子どもは退屈せず済みそう。f:id:yuruyurutraveldiary:20210730234732j:image

店頭はサインだらけ。食通・アンジャッシュ渡部さんのサインもありました。f:id:yuruyurutraveldiary:20180731185850j:plain

番号を呼ばれてスタッフに案内されます。個室では川のせせらぎを聞きながら、ゆっくりとくつろぐことができます。f:id:yuruyurutraveldiary:20180618202432j:plain

うどんが来るまでの間、お店のイチオシ「鶏の唐揚げ(630円)」をつまみます。f:id:yuruyurutraveldiary:20210731000610j:image

とても柔らかな肉質。モモ肉を使っており、ジューシーな味わいです。

そして待つこと20分、やって来ました!f:id:yuruyurutraveldiary:20210731000722j:image

たらいうどん3人前(一人前540円)f:id:yuruyurutraveldiary:20210731000902j:image

湯気からは芳醇な小麦の香り。食欲が刺激されます。

 

うどんはアツアツ!だし汁に浸けていただきます。f:id:yuruyurutraveldiary:20210731001023j:image

だし汁は醤油ベースの魚介風味。溶き卵が入ることでまろやかさがプラス。

 

そのまま飲んでも、カドを感じず十分な旨さ。うどん湯で割ってスープでいただくのもこれまた美味しい。

 

肝心の麺は割り箸よりも太く、持ち上げるとズシンとくる重さ。硬めに練り込まれており押し返すような弾力があります。

 

噛めば噛むほど小麦の風味が鼻腔を通り抜け、ズルズルとすする手が止まりません。

 

 見た目こそボリューミーなものの、3人前くらいなら奪い合うように完食。

 

ごちそうさまでした!

 

2.阿波の土柱

阿波市で有名なのは「たらいうどん」だけではありません。他にも『阿波の土柱』と呼ばれる観光地があります。f:id:yuruyurutraveldiary:20210731004751j:image

世界三大奇勝の一つに指定されており、他にその地形が見られるのはアメリカのロッキー山脈やイタリアのチロル地方などに限られます。

(※奇勝とは「珍しい景色」という意味)

 

なぜそれほど珍しい地形が徳島県阿波市にのみ存在するのか?

 

100万年以上前、吉野川の川底だったこの場所は地震活動によって隆起。川底の砂や礫といった脆い地形であるため、台風や地震によって侵食・崩壊を繰り返して今の地形が形作られたそうです。

 

土柱の観光はなんと無料!まっすぐ目的地へ向かいましょう!f:id:yuruyurutraveldiary:20210731004838j:image

土柱の解説や見どころは途中の看板が教えてくれるので、知識なしでも楽しめます。f:id:yuruyurutraveldiary:20210731005124j:image

こちらは園内マップ。最も迫力があると言われる『波涛嶽(はとうがたけ)』は、3つの角度から展望できるとのこと。f:id:yuruyurutraveldiary:20210731012633j:image

まずは正面展望台に到着!ヒダ状の土壁が波に見えることから波涛嶽と呼ばれているそうですよ。f:id:yuruyurutraveldiary:20210731013448j:image

土柱がいっぱいあるものだと思ったのですが、柱と呼べそうなのは数えるほどしかありません。理由は最後に。f:id:yuruyurutraveldiary:20210731013514j:image

続いて斜め展望台!横から見ることでヒダヒダがより立体的に。「土のカーテン」とも形容されるそうですよ。f:id:yuruyurutraveldiary:20210731014205j:image

最後の展望箇所は波涛嶽の頂上!案内看板に従い意気揚々と進みます。f:id:yuruyurutraveldiary:20210731014630j:image

このような山道を上ってはf:id:yuruyurutraveldiary:20210801094827j:image

下り、f:id:yuruyurutraveldiary:20210801094654j:image

・・・上ってはf:id:yuruyurutraveldiary:20210801095026j:image

下り・・・f:id:yuruyurutraveldiary:20210801100101j:image

あてぃ痛恨のダウン。頂上に到着する気配なく、道が正しいのか疑心暗鬼。ぽっきりと心が折れました。f:id:yuruyurutraveldiary:20210801090928j:image

全部見回りたい場合、このような迂回ルートになるのでお気をつけて!f:id:yuruyurutraveldiary:20210801103138j:image

やっとの思いで頂上に到着!見晴らし良く、土柱も直近で見られて迫力があります。f:id:yuruyurutraveldiary:20180618152440j:plain

ただ滑落には要注意!距離感がつかめず吸い込まれそうになることも。f:id:yuruyurutraveldiary:20210731020046j:image

かなりの高さで足場も悪くバリケードもありません。写真を撮るのも一苦労です。f:id:yuruyurutraveldiary:20210731015411j:image

見返りとして戦闘の達人のような合成写真が作れます。見合うだけの価値があるかどうかは不明です。f:id:yuruyurutraveldiary:20180618035435j:plain

波涛嶽には手を合わせた観音様に見える土柱があるそうです。確かにそう見えなくもない不思議な自然の産物です。f:id:yuruyurutraveldiary:20210731230513j:image

これらは脆い土や礫で出来たデリケートな地形。昔はもっと土柱があったものの、台風や地震で崩れてしまったのだそうです。近い将来この景色も見られなくなるのかもしれませんね。

 

阿波の土柱は「鳴門の渦潮」や「祖谷のかずら橋」に比べればマイナーな観光地です。しかし世界で限られた場所にしかなく、今しか見ることが出来ない希少性を考えたら訪れる価値はあり。

 

 一風変わった観光地を回りたい方は立ち寄ってみてはいかがでしょうか!

 

3.三野農村ふれあい広場

『三野農村ふれあい広場』は、管理人不在の無料のオートキャンプ場です。f:id:yuruyurutraveldiary:20210801110912j:image

敷地内には炊事場があり、f:id:yuruyurutraveldiary:20210801111114j:image

公衆トイレも完備。f:id:yuruyurutraveldiary:20210801110935j:image

目の前には入浴施設もあるということで、ライト層向けのキャンプ場と言えます。f:id:yuruyurutraveldiary:20210801111335j:image

敷地内にはこのような広めのキャンプスペースが複数ヵ所あります。f:id:yuruyurutraveldiary:20210801115354j:image

到着した時には何組ものファミリーがキャンプしてましたが、それでもスペースは十二分にありした。f:id:yuruyurutraveldiary:20210801120957j:image

役場に届け出ないと炊事場の水道は使えませんが、水飲み場の蛇口は使えるのでそれほど困りませんでした。f:id:yuruyurutraveldiary:20210801132106j:image

地面は芝生でふかふか! マット無しでも寝心地が良かったです。f:id:yuruyurutraveldiary:20210801210753j:image

車もキャンプスペースのすぐ隣に横付けでき、雨が降るなどのハプニングが起きても迅速な撤収が可能。

 

今まで巡ったキャンプ場の中でもトップクラスで快適な場所でした!

4.紅葉温泉

三野農村ふれあい広場のすぐ隣にある『紅葉温泉』。f:id:yuruyurutraveldiary:20210801124651j:image

大型駐車場があるので満車で入れないことはないでしょう。
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こちらの階段を上がって進みます。
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施設までの通りにはアーケードが備えられており、日差しが強いこの季節は地味に助かります。
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入浴料は520円。土柱の散策やテントの設営でかいた汗を流しましょう!f:id:yuruyurutraveldiary:20210801125723j:image

中には食堂もあるので、万が一キャンプ中に料理が作れなくても安心です。f:id:yuruyurutraveldiary:20210801125052j:image

看板が古びていたので内観はあまり期待してなかったのですが、清潔感があって広々としています。
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休憩所も完備されており、あてぃ達も風呂上がりにしばらく涼みました!
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キャンプする以上は下調べておく必要がある入浴施設。特に子どもや女性がいるなら尚更です。

 

汗だらけや泥だらけの状態で車に乗らなくて済むので、汚れを気にせず思いっきり遊んだ後に利用してみてはいかがでしょう!

5.阿波ジビエ

紅葉温泉から車で30分。こちらの『heso salon』があります。f:id:yuruyurutraveldiary:20210801135536j:image

heso salonはジビエ(鹿や猪などの野性の鳥獣)を使った料理を提供してくれるお店です。
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ゲストハウスや雑貨屋の顔もあり、小さなお店ながらマルチな活動をしています。f:id:yuruyurutraveldiary:20210801135702j:image

店内には徳島県ならではの雑貨がずらり。料理が到着するまでの間、見て回っても良いかもしれません。f:id:yuruyurutraveldiary:20210801141441j:image

メニューには鹿と猪を中心に串焼きやローストなどのシンプルな料理が並びます。
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他には祖谷の郷土料理・岩とうふ。2人とも食べたことがないので注文です。
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先に到着したのは、岩とうふの冷奴(400円)。
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岩ほどカチカチではないものの、思いっきり箸で押し潰してもビクともしない硬さがあります。
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豆腐臭さが無く食べやすいですね。

 

水分が抜かれているだけに少しボソボソした食感ですが、生姜やかいわれ大根をのっけて食べると分泌された唾液のおかげでしっとりいただけます。

 

お次は鹿のメンチカツ(750円)。f:id:yuruyurutraveldiary:20210801135644j:image

揚げたての衣のいい匂い! 鹿肉は脂肪分が少ないはずですが、パサついておらずとてもジューシー。
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細かく挽かれた鹿肉は下味がしっかりついており、牛メンチカツとして出されても絶対に分かりません。

 

こちらは祖谷猪の炙りバラ肉(700円)。
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肉質はやや硬めなものの気になるほどではありません。バラ肉とのことですが、脂抜きされているのかあっさりしています。

 

獣臭さが一切無く豚肉と遜色ない風味。昔食べた猪肉は臭くて食べられたものではなかったので、よっぽど丁寧に処理してるでしょうね。f:id:yuruyurutraveldiary:20210801135640j:image

オニオンソースで食べると脂のコクが強調され、また違った味わいに。

 

最後に鹿肉のロースト丼(1000円)です。
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ソースはうなぎのタレのような甘みあるソース。鹿肉の風味を損なわないよう少量だけかかっています。
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鹿肉は肉汁が外に逃げておらず、しっとりとした食感。みずみずしいレバーと形容すべきでしょうか。

 

あっさり食べられる丼ぶりですが、卵黄の濃厚な味わいが脂肪分を補完しているため物足りなさを感じさせません。

 

ごちそうさまでした!

 

ジビエ料理自体は徳島固有のグルメではなく全国で食べられるものです。

 

しかし都市部ではなかなか食べる機会がないものなのも事実。この機会に食べてみるのも良いかもしれませんね!f:id:yuruyurutraveldiary:20210801152913j:image

 

次回につづく ⇒