【鳥取2日目】命がけハラハラ旅行!
どうもあてぃです!
鳥取旅行の続きを書いていきます。
よろしくお願いします!
2日目の行程は以下の通りです。
1.投入堂
投入堂は神社建築物の中では日本最古に数えられるお堂です。
簡素な造りで断崖絶壁に建てられており、今にも倒壊しそうな外観。一度たび見れば心を奪われてしまいます。
投入堂は修験道の開祖が開いたそうです。修験道とは「山で過酷な修行を積み、悟りを開くことを目的とする山岳信仰」のこと。
したがって、投入堂までの参拝道も過酷を極めます。滑落事故により2007年まで入山規制がされており、投入堂は日本一危険な国宝という肩書を持つそうです。
本堂(受付)までは階段が続きます。一段一段が高くてすでに心が折れそうになります。
参拝登山にはNGな服装があります。スカートやワンピースといった登山に不適切な格好では突き返されるので気を付けてください。
15分ほどで本堂へ到着です。 隣には受付事務所があり、参拝したい旨を伝えて1200円(入山料+志納金)を支払います。
事務所では参拝における様々な注意点の説明を受けます。
・登山に不向きの履物であればわら草鞋(700円or1000円)に履き替えること
・必ず二人以上で登ること
・必ず台帳に名前、住所、登山時間を記入すること
輪袈裟とはこの白いタスキのこと。観光ではなく修行として望むため、輪袈裟をかけることは死装束を着ることの略式にあたります。
サンダルのあてぃはわら草履を購入。この草履が驚くほどスベりにくいのですが、職人の高齢化で生産が減ってきているのだとか。
さて準備完了です。この扉の向こうにはどんな険しい道のりが待ち受けているのか!
まずは宿入橋(しくいりばし)。この世とあの世の境目だそうです。
最初の関門・かずら坂。3〜4mありそうな垂直な斜面を木の根っこを掴み登ります。
脆い根っこを掴むとちぎれるので、慎重に掴める根っこを探ります。
かずら坂の先はツルツルの岩場。先程と違い掴む場所がなく滑りそうになります。
どんどん道は険しくなります。落ちないように必死すぎて「木が倒れてたほうが掴むところが増えるのでラッキー」と思えてきます。
倒木の上もまたいで道ではない道を進みます。
第二の関門・くさり坂。軍手を持ってきましたが、逆に滑るので素手で登ります。
両手がパンパンになりながら、よじ登った先には文殊堂。
文殊堂から見る景色は本当に絶景です!
安全設備はありません。落ちると骨折どころではないので気をつけてくださいね。
とはいえインスタ映え写真を撮れるのも事実。無理のない範囲で撮影しましょう。
『鐘撞堂』に到着。大晦日には雪が降りしきる中、ここまで来て除夜の鐘を鳴らすことから日本一危険な除夜の鐘と呼ばれることも。
こちらは洞窟の中に建てられた『観音堂』。
投入堂に行くには観音堂と洞窟の間を通る必要があります。一人分しか通れない暗い通路ゆえ、胎内くぐり(新たに生まれ変わる)の場所でもあります。
洞窟を通り抜けると...投入堂に到着です!
あたりは非常に静かで緊張感に満ちた雰囲気に包まれています。
足場の無い崖にどうやって建てたのでしょう。現実離れした建造物に息を飲みます。
言い伝えでは「三仏寺の開祖・役小角が、平地から法力を使って建物ごと投げ入れた」という、これまた現実離れした逸話が残されています。
投入堂の中にぜひ入ってみたいものですが、残念ながら入ることはできません。
中には7体の蔵王権現立像が安置されていたこともあるそうです。
ちなみに投入堂の観覧スポットもまた急斜面なのでご注意ください。
見学が終われば、あの急勾配を引き返します。往復で2時間ほどあれば余裕をもって参拝できました。
無事に下山して一息つく2人。よほどお気に召したのか、エイジ君は投入堂の魅力について熱く語ってきます。
そして噛み締めるように彼はこう言いました。「いやぁ、色々と知れてよかった!とうにゅう堂!」
読み方すら間違えている彼がいったい投入堂の何を知ったというのでしょうか?
なんとも締まらないまま鳥取県を後にしました。
2.津山ホルモンうどん
津山は昔から牛馬の流通拠点です。新鮮なホルモンが容易に手に入る環境であり、ホルモンうどんが生まれました。
第6回B‐1グランプリでは、シルバーグランプリを獲得するなど、その味は折り紙つき。
今回は創業120年の老舗『橋野食堂』にお邪魔しました!
お昼時には行列が出来るほどの人気店です。店内には沢山のサインや写真が飾られています。
注文の際には、辛さを三段階(激辛、ちょい辛、ふつう)から選びます。エイジ君はふつう、あてぃは激辛を注文しました。
津山ホルモンうどん2玉 激辛(890円)
ホルモンうどんは、秘伝の味噌ダレがかかった焼うどん。
味噌ダレには唐辛子が混ざっており、辛さによって分量が違うようです。
(こちらは辛さ「ふつう」のホルモンうどん)
うどんは中太サイズ。柔らかな食感です。秘伝のタレが染み込んでおり、食べた後も味噌の香ばしい風味が余韻として残ります。
まるまると膨らんだホルモンは絶品。噛むと甘い脂がジュワ〜ッと口の中で広がって溶けていきます。
秘伝のタレはホルモンの脂に負けない濃厚さ。地元ではビールのおつまみとして食べられていることから、濃いめ辛めの味付けです。
辛さは激辛だと少し涙がでるレベル。美味しくいただく上限の辛さかもしれませんね。
ボリューミーなので2.3本ずつをちびちびと食べずにガッと口いっぱいに頬張るのがオススメ!
ごちそうさまでした!
3.帰宅(旅のまとめ)
【良かった点】
鳥取砂丘があれほど広い場所だと思いませんでした。目の錯覚といい自然が作り出した不思議な景観を是非楽しんでほしいですね。
この旅一番のお気に入りスポットは投入堂です。山道を命懸けで進み、その先の神聖な空間にたどり着いた達成感は言葉で言い表せないものがあります。
【反省点】
鳥取砂丘→キャンプ場までの道のりの途中に「白兎海岸」や「白兎神社」がありましたが、観光できませんでした。もう少し計画的なタイムスケジュールを組むべきでしたね。
三朝温泉には『旅館大橋』という、国登録有形文化財に指定された有名旅館があります。日帰り入浴も可能なので、そちらを利用してもよかったかも。
【次に行ってみたい場所】
・まつやホルモン店:鳥取東部で50年愛されているグルメ「ホルモンやきそば」の老舗。ドラマ『孤独のグルメ』のロケ地にもなりました。
画像引用先:ホルそば/とりネット/鳥取県公式サイト
・水木しげるロード:こちらは「ゲゲゲの鬼太郎」の作者の名前がついております。境港は県西部にあって今回見に行くには遠すぎました。
・すなば珈琲:スタバに対抗意識を燃やす鳥取のコーヒーチェーン。自虐ネタ満載のゆるい感じが魅力的です。
画像引用先:すなば珈琲
・大山:鳥取を代表する山。日本名峰ランキングでベスト3に選ばれるなど、美しい山並みを楽しむことができます。
画像引用先:大山の観光・旅行・ツアー案内は【鳥取大山観光ガイド】
最後に「旅の制約と誓約」の結果を振り返ってみましょう!
無事に4つのノルマを全て達成できました。めでたく1県目クリアです。
初めての2人旅行で予定通りの行程を回れるか不安でしたが、なんとか帰ってこれました!
運転係のエイジ君は人生初の遠征ドライブだったので大変だったと思います。お疲れ様。
まだまだ至らない点がある内容の乏しいブログですが、楽しんでいただけたら幸いです。
この旅やブログに関して何かご質問等あればコメントくださいね。
最後まで見ていただきありがとうございました!
次回に続く⇒