ゆるゆるトラベルダイアリー

ゆるゆるトラベルダイアリー

徳島生まれのへたれ男がゆる~く全国を巡るブログです。旅行プランを考える時の参考にどうぞ。訪問先では以下の決まりを必ず守ります。 1.観光地を回る  2.ご当地グルメを食べる  3.ご当地温泉に入る  4.一泊する(基本はテント泊)

【滋賀1日目①】ロウソクゆらゆら旅行!

どうも、あてぃです!

 

この前の記事で「今回の旅行先はどこか?」をクエスチョンにしたわけですが、皆さんの予想は当たりましたか?

 

ひこにゃんという言葉からフェルミ推定を行い、大まかに地域を絞りこめたインテリな方の中には正解を導き出せた人も居たのではないでしょうか?(適当)

 

そうなんです、今シーズン最初の旅行先として僕達は滋賀県を観光してきました!

 

f:id:yuruyurutraveldiary:20190401082344p:plain

 

滋賀県で連想することといえば琵琶湖とひこにゃんと「大津市の教育長が頭をハンマーで殴られた」という悲痛なニュースの3トップですが、今回はどんな新しい発見が僕達を待っているのでしょうか!?

 

1日目の行程は以下の通りです!

1.三井寺力餅

徳島から3時間半をかけて大津市に到着したあてぃ&エイジ。

 

後ろから鈍器で殴られても大丈夫なように、互いに背中を預けながら向かった先は三井寺力餅本家さん。f:id:yuruyurutraveldiary:20190401084218j:image

大津を代表する和菓子のお店だそうで、天皇陛下に献上したり、食べログから表彰されたりと幅広く愛されています。
f:id:yuruyurutraveldiary:20190401084200j:image

お店の奥に案内されるとなんとまぁ風情あるお部屋だこと!
f:id:yuruyurutraveldiary:20190401084208j:image

机の中はくり抜かれていて、その中には小さくてかわいい折り鶴が。
f:id:yuruyurutraveldiary:20190401084227j:image

お餅屋さんだけに臼を再利用して作ったのでしょうか?

 

メニューはこちら。リーズナブルなお値段でいただけます。
f:id:yuruyurutraveldiary:20190401084204j:image

力餅と抹茶のセット(650円)
f:id:yuruyurutraveldiary:20190401084212j:image めちゃめちゃお餅が柔らかい! もちもちというよりとろとろな感じ!f:id:yuruyurutraveldiary:20190401090335j:image

たっぷりかかったきな粉も甘さが控えめで、お餅の甘さが引き立ちますね~!

 

目の前には手入れが行き届いた庭園!時間が経つのを忘れてしまいそうです。
f:id:yuruyurutraveldiary:20190401084222j:image

 

ところできな粉の色が黄緑なのに皆さんは気付いたでしょうか?f:id:yuruyurutraveldiary:20190401090335j:plain

「枝豆でも粉にしたのかな?」とか勝手に推測していましたが、店員さん曰く、抹茶の粉を混ぜたきな粉なのだそうです。

 

確かに抹茶特有のほろ苦さが感じられますね。

 

「このお餅でなら殴られてもいい」そう思うあてぃでした!

2.近江牛

皆さんは近江牛というブランド牛を知っていますか?

 

近江と名がつくので当然ながら滋賀名産の牛なのです。

 

「お前だけだよ知らねえの、四国は情報統制でもされてんのか?」とかいう野次は勘弁してください。泣いてしまいます。

 

日本三大和牛というのがあって神戸牛、松阪牛近江牛or米沢牛がそのラインナップ。

 

もう四大でいいんじゃないかなとも思いますが、要は近江牛は全国で屈指のブランドを誇るビーフちゃんなわけです。

 

これは食べるっきゃない!!

 

というわけで、三井寺力餅本店さんから約1キロ離れた大津駅の舎内に今日のランチをいただくお店があります。f:id:yuruyurutraveldiary:20190401094051j:image

それがこちらダイニングOKAKIさんです。近江牛を専門に扱う老舗『岡喜本店』の系列店なのだそう。f:id:yuruyurutraveldiary:20190401094104j:image

今回の狙いは数量限定の近江牛鉄火丼。予約しなかったので開店時間(11時)ちょうどに来ました。f:id:yuruyurutraveldiary:20190401094056j:image

肉バルをスタイルにしたオシャレなお店です。無事に注文が通り一安心な2人。f:id:yuruyurutraveldiary:20190401094043j:image

近江牛鉄火丼(スープ・サラダ付)1780円   f:id:yuruyurutraveldiary:20190401110543j:image

うおおお念願の近江牛ッ!脂でお肉がテッカテカ!これが本当のテッカ丼や・・・ッ!f:id:yuruyurutraveldiary:20190401110726j:image

1枚の牛肉をつまんで食べてみたのですが、力強い弾力で存在感が素晴らしいですね!

 

「とろける・こってり」というよりは「しっかり・さっぱり」って感じのお肉です。

 

これには名言製造機あてぃも「お肉とのディープキス」と力強いコメントを残しました。

 

エイジ君は「?」という顔をしていたのですが、おそらくディープキスをしたことがないのでしょう。そっとしておきます。

 

海苔やシソでお肉を巻いたり、逆に薬味をお肉で巻いたり・・・色んな食べ方を試みましたが、どの食べ方も本当に美味しい!

 

ご飯の上に醤油だれが少しかかっているだけなので、タレが濃くてお肉の味の邪魔になることもなく近江牛の旨みを感じられました!

 

あとエイジ君とも話していたのですが、メニュー表の鉄火丼の写真より実物の方が美味しそうなんですよ!

 

飲食店ってメニュー表のイメージ写真よりしょぼい実物が届くこと少なくないじゃないですか?今回はいい意味で期待を裏切られました!

 

ぜひとも実物を見てほしいので、皆さんも実際に足を運んで見てみてください!

3.比叡山延暦寺

大津駅前から車で走らせること25分、比叡山延暦寺に到着です。

 

天台宗の総本山として世界文化遺産に登録されているそうです。

 

天台宗と言えば最澄が開いたことで有名ですよね。歴史の教科書で最澄空海を並んで覚えた記憶があります。

 

余談ですが空海ゆかりの88か所の寺が四国各地にあって、それらを巡拝することを『四国八十八か所巡り』と呼ばれています。観光客が徳島にやって来る数少ない行事の1つですね。

 

不思議と少し縁を感じながら延暦寺へ観光しに行ったのですが、事前に色々と調べないといけないことがありました。主に下の3つですね。

①観光対象となる場所が複数あって離れている!

②閉堂時間が場所によってバラバラ、しかも結構早い!

延暦寺までの道のりに通行料金がかかる!

 

まず①ですが、延暦寺ではこのように主に3つの観光エリアに分かれます。このエリアごとに複数のお堂が点在しているんですよね。f:id:yuruyurutraveldiary:20190401113232j:image

その3つのエリアはこのような配置となっております。横川が少し離れていますね。
f:id:yuruyurutraveldiary:20190401124345j:image

全部巡るとなると恐らく早くて3時間、ゆっくりだと5時間近くかかるかもしれません。

 

「②閉堂時間が場所によってバラバラ、しかも結構早い」というのは以下のHPを見ていただけたらと思います。

巡拝時間・料金 | 天台宗総本山 比叡山延暦寺 [Hieizan Enryakuji]

 

巡拝し終わる時間から逆算して観光する時間を決めてくださいね。

 

延暦寺までの道のりに通行料金がかかる⇒延暦寺に行くまでに料金所があって、3つのエリアを縦走するのであれば、普通車で2380円かかります(巡拝料金は別途必要)

 

今の時点では「行くの面倒そうだな」と思われるかもしれませんが、読み終わった後には「行ってみようかな」と思ってもらえるよう努めますので、どうか最後までお付き合いください!

 

大津方面から向かった場合、『夢見が丘』と呼ばれる大津市と琵琶湖を一望できるスポットが見えてきます。僕達は別の場所で撮影したのですが、こんな感じで見晴らしのいい景色が見えるそうです。f:id:yuruyurutraveldiary:20190401124413j:plain

いや晴れてたらの話ですよ?今回は雨降ってたから仕方ないじゃないですか。

 

そして1カ所目から1番人気の東塔エリアに到着です!

 

【東塔エリア】

f:id:yuruyurutraveldiary:20190401124358j:image

東塔・西塔・横川の3か所全部をまわれる巡拝券を受付で購入(700円)し、大講堂へと向かいます。f:id:yuruyurutraveldiary:20190401125633j:plain

大講堂内では写真撮影が禁止されていたので画像はありませんが、最澄聖徳太子といった教科書に書かれていた人物たちの像がたくさんありました。f:id:yuruyurutraveldiary:20190401125729j:plain

桓武天皇法然親鸞。ガチレジェンドたちの名前が記されています。

 

大講堂が終わると次は根本中堂へ。

 

なぜ外観がこれほどナウいのかというと、大規模な修繕を施しているからなんですね。f:id:yuruyurutraveldiary:20190401132231j:image

天台宗開創以来1200年もの間、一度も途切れることもなく灯され続けている「不滅の法灯」があるのがこちらのお堂ですね。

 

「油断大敵」という語源は、この法灯が消えないように油を断ってはならないという教えからきているそうです。

 

残念ながら、この不滅の法灯がある部屋も撮影禁止です。泣

 

消えないように行燈の中に入れられているので、火を直接は見ることが出来ず、障子?ごしに明かりを見るにとどまりましたが、1200年の歴史ある火が揺らめいている様子を見るとなんだか感動してしまいました。

 

ここは撮影可能だったので、バッチシ撮影してきましたよ~。f:id:yuruyurutraveldiary:20190401132303j:image

約60年ぶりの大改修ということで、ある意味珍しいタイミングで訪問したのかもしれませんね!大改修は2016年から10年続くそうなので、まだ見る余裕ありますよ!

 

お次は萬拝堂ですね~。人類の平安を祈願しているお堂なのだそうです。f:id:yuruyurutraveldiary:20190401134727j:image

千手観音様の周りには握りこぶし大の108個もの数珠が置いてあり、これらを時計回りに触れながらお参りするそうです。

 

そして大黒堂豊臣秀吉が出世を願ったといわれる三面出世大黒天が祀られています。f:id:yuruyurutraveldiary:20190401134731j:image

摩尼車(マニぐるま)と呼ばれる仏具。回すと願いがかなうそうです。f:id:yuruyurutraveldiary:20190401134744j:image

エイジ君が「彼女ができますように!」と言いながら回したので、あてぃは「エイジに彼女ができませんように!」と言って回しておきました。願い叶うといいなぁ。

 

僕が回したほうが動きが滑らかだったので、きっと僕の願いのほうが叶うことでしょう。

 

少し離れたところに阿弥陀堂があります。延暦寺を信じ、護る方々の先祖を祀る場所ですね。f:id:yuruyurutraveldiary:20190401135601j:image

中に入ることができて、徳の高そうなお坊さん4人が四方で向き合ってお経を唱えていました。

 

そのすぐ隣には東塔。このエリアの名前を冠する建物です。f:id:yuruyurutraveldiary:20190401135605j:image

朱色に塗られた立派な建物ですね。写真を一枚おさめ、西塔に向かいました。

 

【西塔エリア】

f:id:yuruyurutraveldiary:20190401142230j:image

西塔エリアでは主に3つの建物があります。

 

まずこちらが常行堂と法華堂ですね。弁慶が両堂をつなぐ廊下に肩を入れて担ったことから、これらは『にない堂』とひと括りで呼ばれることもあるそう。f:id:yuruyurutraveldiary:20190401142323j:image

にない堂の奥には釈迦堂があります。延暦寺にある建物の中で最古なんだとか!
f:id:yuruyurutraveldiary:20190401142311j:image

最後に浄土院ですね。最澄の遺骸が安置されている場所です。
f:id:yuruyurutraveldiary:20190401142306j:image

枯山水の庭園が美しいです。
f:id:yuruyurutraveldiary:20190401142316j:image

正面からの浄土院。ここでは十二年籠山行の僧が毎日お勤めをしてるのだとか。
f:id:yuruyurutraveldiary:20190401142302j:image

十二年籠山行とはいったい何なのかというと、比叡山で最も厳しい修行の一つで、12年間山にこもり毎日浄土院で最澄がまるで生きているかのように奉仕し続ける修行なのだそう。

 

これだけでも凄まじいですが、この修行を受けるためには資格が必要で、「好相行」という試練を乗り越える必要があるのだとか。

 

文量が多くなるので割愛しますが、「こっちのほうがヤバいのでは?」と思える内容なので、調べてみてくださいね!

 

【横川エリア】

f:id:yuruyurutraveldiary:20190401150554j:plain

まずは龍ケ池!とある慣用句の発祥地です。なんだと思いますか?f:id:yuruyurutraveldiary:20190401150549j:image

正解は「その手には乗らない!」などの「手に乗る」でした。相手の計略にはまるって意味ですね。
f:id:yuruyurutraveldiary:20190401150604j:image

めっちゃ簡単に言うと、神通力を使うやっかいな蛇に元三大師が「お前すごいらしいやん!その力でワシの手に乗るくらい小さくなれんの?」と尋ねて、調子づいた蛇が「余裕よ余裕!お安い御用やで!」と実際に小さくなったところ、封印されてしまったというエピソードです。

 

そんな元三大師の住居跡と伝えられているのがこの元三大師堂ですね。
f:id:yuruyurutraveldiary:20190401150545j:image

元三大師は現代のおみくじを考案したそうで、おみくじ発祥の地と呼ばれています。f:id:yuruyurutraveldiary:20190401150600j:plain

ちなみに右の悪魔のようなシルエットは元三大師の姿です。f:id:yuruyurutraveldiary:20190401150608j:plain

やべえビジュアルしてますが、我々の心強い味方なんですよ?

 

鬼の姿になって魔物を追い払ってくれているそうなんです。

 

そして最後に横川中堂です!名前の通り横川の本堂ですね。

f:id:yuruyurutraveldiary:20190401150613j:image

中には小さな金色の仏像がたくさん飾られていました。

 

建物の右下と左下の柱が非対称なのわかりますか?

 

実は崖造という崖の上に長い柱を組み合わせて作った建物なんですね。

 

この造りが代表的な建物に京都の清水寺があります。

 

他には僕たちが訪れたことがある鳥取の『投入堂』ですね。

 

「どうやって造ったのこれ!?」というくらい不思議な造りをしていました。→【鳥取2日目】崖っぷち、ハラハラ旅行! - ゆるゆるトラベルダイアリー

 

以上で延暦寺観光の内容は終わりです。長かったでしょ?笑

 

これでも割愛した場所がいくつもあるくらいに延暦寺は大きなお寺なんですよ。

 

トータルで4時間弱かかりましたが、その分だけの満足感がありましたね!

 

皆さんも冒頭で紹介した3点を押さえて楽しく観光してくださ~い!

①鳴かないホトトギスを見つけても殺さない

②敦盛を踊って人に迷惑をかけない

③焼き討ちダメ。ゼッタイ。

 

次回に続く ⤵

yuruyurutraveldiary.hatenablog.jp