【大分2日目】生き血をゴクゴク旅行!
どうもあてぃです!
大分旅行を書いていきます。
よろしくお願いします。
2日目の行程は以下の通りです。
※本記事は令和5年7月15日に訪れた時のものです。
令和5年6月28日からの大雨災害により被災された方々に、謹んでお見舞いを申しあげます。1日も早い復旧と皆様が平穏な生活に戻られますことを心よりお祈り申しあげます。
1.深耶馬溪
日本新三景にも選ばれたその渓谷は紅葉シーズンになると日本各地から観光客が押し寄せます。
耶馬溪は複数のエリア(深耶馬・本耶馬・奥耶馬etc)で構成されており、各所に有名な観覧スポットがあります。
画像引用先:耶馬溪町観光マップ
ここ深耶馬溪では『一目八景』と呼ばれる代表的な景勝地があります。「一目で八つの景色が見える」ことからその名がつけられたのだとか。
いったいどんな景色が待っているのでしょうか!観光案内所に駐車して展望台まで向かいます。
展望台までは徒歩5分!
少し歩くと奥に珍しい形をした山々が見えてきました!通りにはお店がズラリと並んでいます。
さらに数分歩くと展望台に到着です!
展望台から見た一目八景はこんな感じ!
このままだと八景が分からないので少し分解しましょう!まずは1つめ郡猿山。
2つめの夫婦岩はこちら!
そして3つめの鳶巣山です!
あれ?残りの5つは?
はい。海望嶺、仙人ヶ岩、嘯猿山、烏帽子岩、雄鹿長尾嶺はわかりませんでした!泣
展望台には他の景色の看板は無く、ネットでも所在が中々出てこず無念のタイムアップ...。
今調べても難儀しますが、それぞれの場所を記したマップを見つけました!皆さんは同じミスをせぬようお気をつけて...!
2.奥耶馬溪
奥耶馬溪の最も有名な観光地は『猿飛甌穴郡』。国の天然記念物に認定されています。他にも魔林峡や念仏橋といったスポットもあります。
今回は大雨の影響で念仏寺への道は通行禁止。そのまま猿飛甌穴郡へと向かってみます。
猿飛甌穴郡へは3分で到着しました!
ただしこちらも進入禁止の看板。
いつ土木事業者が来るかもわからないので、邪魔にならぬよう足早に立ち去りました。
こちらはフリー素材の念仏橋と
猿飛甌穴郡の写真です。
次訪れた時には回復した風景を楽しむことができればと願います!
3.本耶馬溪
本耶馬渓は「競秀峰」や「青の洞門」、「耶馬溪橋」といった観光名所に恵まれたエリアです。
こちらは競秀峰。耶馬渓を代表する名勝で、この奇岩群が約1キロにわたって連なっています。
競秀峰の裾野には青の洞門がありますが、大雨の影響で通行禁止。今回は遠くから眺めることにします。
青の洞門とは羅漢寺の和尚がノミ一本で掘り抜いたトンネルのことです。このトンネルがなかった時代には参拝者は滑落して亡くなることもあったとか。
こちらは別名「オランダ橋」と呼ばれる耶馬溪橋。日本最長の石造アーチ橋で昨年には国の重要文化財に選ばれました。
しかし今回の大雨の影響で無惨な姿に。流木が突き刺さり手すりの一部が崩れています。ここまで水位が上がったとは絶句です。
こちらもいつ土木事業者が来るかわからないため、復旧作業の邪魔にならぬよう早々に立ち去りました。
こちらはフリー素材の青の洞門の写真です。
町が復旧し観光を迎え入れられる時にはゆっくり回りたいと思います!
4.スッポン料理
冬眠や縄張り意識が高い習性から、温暖な気候かつ広々とした養殖池といった条件が求められます。
宇佐市の安心院では温泉を利用して通年の養殖が行われており、上質なスッポン料理を堪能できます。
今回は大正9年創業の老舗『やまさ旅館』にお邪魔しました!
こちらのお店は政治家・木下謙次郎の名著「美味求真」でも紹介された由緒あるスッポン料亭です。
皆さんご存知スッポンは高級料理!成長スピードがとても遅く、卸すまでにコストがかかるのだとか。
初スッポン料理だけに刺身も唐揚げも食べてみたい!奮発して津房川コース(10450円)を選択です!
スタッフから案内されるまで受付隣の待合室にてしばし休憩です。
色紙もズラリ!力士やオリンピックメダリストなどそうそうたる著名人が訪問しています!
待合室を見学しているとスタッフが部屋まで案内してくれます。
おぉ...!こんな格式高い部屋で1人で食べて良いんでしょうか!?
では津房川コース(10450円)が始まります!1万を超えるランチは人生初です...!
な、鍋がスッポン...!!
着座して3分後提供されたのはこの三品!
まずはエンペラの湯引き!生姜とポン酢でいただきます!
エンペラは弾力あるプリプリ。コリコリというよりは蒟蒻ような柔らかさです。
こちらは肝の酢和え!珍味の詰め合わせです!
こちらは心臓。コリコリした食感を楽しみます。
白いのは卵巣(精巣)です。噛んでも袋がつぶれず歯応えがあります。
肝臓はシャキシャキ!レバ刺しの風味がします。
最後にスッポンの生き血!オレンジジュースで割っているためかなりフルーティーで飲みやすいです!
やはり血だけに後味は口内出血した時のあの味が広がりますね!
食べ切ったタイミングで出て来たのは甲羅に取り付けられたお刺身!
白やら赤やら色味の違いがありますが、これは部位の違い。背筋(早筋)は白、四肢の肉(遅筋)は赤みが濃いです。
まずは赤身!独特のクセや風味はありません。逆に言うと旨みもあんまり感じずプリプリとした食感を楽しみます。
白身は引き締まっていてシャキシャキとした食感!ダシ醤油の甘さを感じながら噛み締めます。
絶妙なタイミング出てきたのはスッポンの唐揚げ!
衣は薄くスッポンの食味を引き立てます。下味がついており調味料をつけ無くても美味しいです。
鶏肉に近い食感ですがスッポンはより筋肉が詰まってシャキッとしています。噛むと中の水分がジュワ〜っと滲みでます。
唐揚げを食べている間に若女将がスッポン鍋の準備を進めます。切り身を入れて少し煮込むとみるみるうちに澄んだ出汁に色がついていきます。
切り身をよそってもらいポン酢でいただきます!
赤みブリっとした肉質。鶏肉よりも風味が無くより淡白な味です。
黄色い脂は今までの淡白さとは真逆の濃厚さ!例えるならあん肝のような旨みの詰まった味わいです!
一品目からここまで30分。お客の膨満感を考慮して具材も白菜やエノキ、ミズナといったお腹を圧迫しない野菜達が並びます。
特にネギがおすすめとのこと
「サッと湯通ししてお召し上がりください」と言われ、色が鮮やかになったところでいただきます!
シャキシャキとした食感とネギのふくよかな風味。青臭さや辛味が全くなくて美味しい!
あっという間にこれだけです...。名残惜しいですが、味わいながらいただきます。
そんなこんなで完食です!この出汁はなんと水とスッポンだけで取ったものなんだとか!
出汁だけになったらフロントに電話します。
すぐに女将さんが残り出汁で〆の雑炊を作ってくれました!
卵はふわふわ!薄味で優しい味わいです。ホッと一息つきながら少しずつ口に運びます。
ある程度食べ進めると梅干や野沢菜と一緒にいただきます!香物の塩味で雑炊の旨みが引き立ちますね!
最後のデザートはバニラアイス!ホワイトチョコのような濃さがあって美味しいです!
いやぁ〜人生初めてのスッポン料理を満喫しました!ごちそうさまでした!
古来からスッポンは滋養強壮に富み、精がつく食材と言われています。
生き血を飲んで、肝を食べたら元気になること間違いなし!旅行の疲れは吹き飛ばしましょう!
5.帰宅(旅のまとめ)
【良かった点】
地獄めぐりのような大分県でしか味わえない観光地は魅力的!7つのエリアそれぞれにキャラが立っていて時間を忘れる面白さでした!全て巡らないと損なので2〜3時間は確保しましょう!
人生初のスッポン料理はとても思い出に残りました。正直味は淡白で印象は薄いですが、生き血や刺身の珍味的なインパクトは今でも忘れられません。皆さんにも人生に一度は食べてほしいものです!
【反省点】
RECAMP別府志高湖は7:00〜21:00の間だけしか車の出入りができません。翌日の耶馬溪をじっくり回るには6:00には出発する必要がありましたが...こればかりは僕のミスです。キャンプ場は素敵な場所なので是非利用してくださいね!
一目八景の下調べが甘く全てを写真に収めることが出来なかったです。案内所が開いていたなら避けられたかもしれませんが、こればかりは仕方ないかと。次は必ずリベンジしたいと思います!
【次の機会で行きたい場所】
・渓石園:耶馬溪を代表する日本庭園。常時開放されており年中無休24時間で観覧可能です。今回は時間が無かった!
・中津からあげ:からあげの聖地こと中津市。地域に根付きすぎてケンタッキーが撤退したという逸話があるとか。こちらも耶馬溪を巡る際には立ち寄りたいところ。
・金鱗湖:湖ですが温泉も湧き出ており、冬には湖面から湯気が立ちこめる幻想的な景色を見られるそう。ぜひ見てみたい!
・由布院:別府と双璧をなす大分を代表する温泉街。あこがれの温泉地13年連続日本一。田園風景を背景にゆったりとした時間が流れる保養地です。
では最後に「旅の制約と誓約」の結果を振り返りましょう!
4つのノルマを全て達成できました!これで10県目クリアです!
泥湯体験やスッポン料理など人生初の経験もできて大満足の旅行でした!
日本一の温泉地という肩書きを持ちますが、温泉意外にも魅力的なスポットがいっぱいあります!
新幹線やフェリーでもアクセスできる立地の良さなので是非立ち寄ってみてください!
それではまたお会いしましょう!
次回へ続く⇒